

夢にも思わなかったとよくいいますが・・・
このたび、鳥取県関金町の家内の実家を訪れていたときに、秋祭りがありました。天狗が先頭に立ち、子供たちに先導された地区の御輿が、「チョーサイ」のかけ声と共に町内を練り歩く、日本の典型的な秋の行事であるのですが、御輿の担ぎ手が不足したため、急遽法被を着て私も参加することになりました。
練り歩いたのは、昭和60年に廃止された国鉄倉吉線関金駅跡の東方のあたりで、各所で戴きものを飲んだり食べたりしながら、3時間足らずの間でしたが、祭りを堪能させていただきました。
しかし、高校生の頃、たまたま倉吉線に乗車してから、その21年後に、線路跡地につくられた道路を、それも御輿を担ぎながら通る自分がいるなんて・・・。よく夢にも思わなかったという使い古された表現がありますが、そんなことを数百倍も超越したような、珍しい体験でありました。
神社に奉納後、廃線跡の道路に隣接する公民館で打ち上げをしたのですが、部屋の中には地区の人が撮影した倉吉線現役時代の写真パネルが3枚、掲げられていました。また、地区の方々に、工事が止まって久しい廃線跡を利用した道路のことについて訊ねてみると、3軒ほど用地買収に応じていない家があって、工事の進捗が止まっているそうです。とりあえずしばらくの間は、今なお段丘の縁に残る大きな橋梁跡は安泰のようです。