

未成線の路盤に「きららトレイン」走る
山口県の未成線「岩日北線」に、昨年夏に同県で開催された「山口きらら博」の会場内移動手段として利用された電気自動車「きららトレイン」が走ることになり、終点部分の転回場が完成したのを受けて、このほど試運転が行われました。
岩日北線とは、山口県の錦川鉄道(旧岩日線)の錦町と、島根県の山口線日原を結ぶ予定だった未成線で、錦町から県境の4キロ余りの長さのトンネルを越えて、島根県六日市までの16,6キロは、路盤がほぼ完成したまま放置されていました。地元では、せめて途中の名所である雙津峡温泉まででも開業できないかと検討を重ねたものの、とうとう実現せず、かねてから完成した路盤の有効活用策を広く募っていた経緯があります。
そして、錦町はきらら博終了後、きららトレイン2編成を約660万円で購入、雙津峡温泉に転回場を整備したうえで、錦川鉄道錦町から雙津峡温泉までの約6キロに、3両編成のきららトレインを走らせることになりました。いわばタイヤの付いたトロッコ列車で、途中長いトンネルが2本あるものの、のんびりと車窓風景を堪能することができそうです。週末を中心に運行するほか、イベントや団体予約も受け入れる計画で、7月7日に運行を開始する予定だとのことです。
これは全国各地に散在する未成線路盤の新たな活用策というだけでなく、第3セクター鉄道である錦川鉄道の旅客誘致にもつながる施策としても、なかなかよいアイデアであると思います。運行開始が楽しみです。