本題とは関係ないですが・・・
      大井川鉄道SL撮影記




     まったく廃線とは関係ないですが、このほど私は仕事で大井川鉄道に行ってきました。鉄道ファンの方には興味があるかと思いますので少しだけ報告します。

     2月12日、あるドラマのSL実走シーンの撮影のために、静岡県大井川鉄道の家山駅に行ってきました。もちろん「貸し切り」、つまり撮影のためにSLを動かしてもらうのです。

     ナイトシーン撮影だったので、午後6時前、新金谷から回送でC11というSLにひかれた古い客車3両が入ってきました。そこでまず汽笛が鳴るカットや蒸気を吐くカット(職員の人はドレンと言っていましたが)を撮影です。しかし、久しぶりに聞く間近でのSLの汽笛にははっきり言って一同震えました。汽笛単体の音色がいいのはもちろんですが、その音がもはや静寂が訪れている家山付近の山々にやまびこして、それは風情のある音になるのです。

     その後は、上下定期列車のダイヤの合間を縫って、発車シーンや走行シーンの撮影です。C11はSLの中では小型の部類にはいるのですが、間近で撮影すると迫力満点。カメラが壊れるかと思うほどの蒸気を浴びながら車輪のアップを撮ったり、走り去る後ろ姿を撮ったりしました。しかし、撮影のためにSLを動かすことは私たち素人が思うほど簡単ではなく、機関士に助士、線路のポイントを切り換える人から、バックするときに添乗して確認する人など、駅員を含めて5〜6名の職員の人がダイヤグラムとにらめっこしながら作業するという大変なことになりました。

     午後9時頃、撮影は無事終了の運びとなりました。しかし、今回の撮影で一番役得だったのはAP(アシスタントプロデューサー)のMでした。それは男の子が少年期に誰でも一度はあこがれた動くSLの運転台に登って発車や停車の指示をしたのですから。皆が悔しがったのは言うまでもありません。

     余談ですが、列車から駅に降りた女子高生が駅員に、「今日は誰(が撮影に来ているの)?」と聞いていたのには一同コケました。なんでも映画やTVのSLのシーンはたいがいここで撮るそうで、地元の人は慣れっこになっているそうです。まあそんなことはともかくとして、こんなに私たちのリクエストで自由にSLを動かせるのは大井川鉄道しかないのではないだろうか、そういう意味でも貴重な鉄道です。営業線にSLを運転してから去年で20年になったそうですが、いつまでも元気にSLを走らせてもらいたいものです。大井川鉄道に感謝、感謝。(ちなみにこのドラマはTBS系で3月17日にOAされます)





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