
久しぶりに鈍行列車の旅をして・・・
この度、久しぶりに約300km以上に及ぶローカル鈍行列車の旅を楽しんできました。私自身こんな時間をゆったりととった旅の行程をしたのは久しぶりで、色々な新鮮な驚きがありました。
そのひとつは、どんなローカル線でも必ず車両が冷房車となっていることでした(何を今さらと思われるでしょうが、私は最近夏季にローカル鈍行に乗っていなかったことと、最近の冷房改造車は屋根上に設備があるわけではないようで、これまで気づきませんでした)。窓を開けて風を充分受けながら旅を楽しむスタイルが、古い車両であっても夏の間はできなくなっているということですが、当然サービス向上として好ましいことではあります。でも、変わったなあと感慨を交えて思うのも、私のようなオジサンになりかけ世代には事実あったりするわけで・・・。もっとも、途中冷房が故障して、やむなく窓全開という、嬉しい(?)誤算もありましたが・・・。
また、平成生まれの新型小型気動車にもたまたま乗車しましたが、国鉄時代の見てくれは立派なものの馬力がない気動車に比べ、上り勾配でもすいすい走り、乗り心地を含めてまことに快適そのものでした。考えてみれば、ローカル鉄道の当面のライバルであるマイカーやバスは、どんなに古くても10年選手程度なわけだし、そのマイカーやバスが走る道路も至る所で改良され続けており、何十年もそのままという箇所は少ないほどです。
これに対しての鉄道はと言うと、古い時期に開設された路線は線形が悪い上に、車両も30年選手でよいはずがない、やはりノスタルジーはさておき、線形改良は困難までも、車両は現在の技術を生かしたものでないと、利用者が鉄道を選択してくれないのは自明の理です。詳しくは知らないのですが、最新車は馬力がある上に燃費も良いそうで、デメリットと言えば新製費がかかることぐらい(あたりまえだが・・・)なので、早急に取り替えされることを期待します。
旧型客車に窓を全開にして風をはらみながらという、以前の鈍行列車の旅のスタイルはもうできなくなってしまったものの、ワンマンカー化されている列車はかえって運転士と乗客のコミュニケーションが親密になっているようで、やはり鈍行列車の旅は現代でもよいものだと再確認した旅でした。
PS. 昨年末の急行列車廃止の時には、通過列車のタブレット交換が見られなくなると、カメラの放列でちょっとした騒ぎであったという因美線の美作河井の駅は、今は静かになっていました。ただ、それはファンがいなくなったからだけではなく、行き違い設備も信号機も撤去され、駅員も引き揚げた無人駅となっているからでした。
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